【マリグナント 凶暴な悪夢】レビュー|ホラー×アクションの傑作!衝撃のシナリオに大興奮!

映画レビュー

間近で恐ろしい殺人を目撃する悪夢体験に苛まれるマディソン。
その連続殺人が現実世界でも起きていく。
彼女の秘められた過去につながる“狂暴な悪夢”の正体=Gとは!?

引用元:https://wwws.warnerbros.co.jp/malignant/

圧倒的傑作!全てにおいて高水準のハイブリッドホラー!

2021年に公開されたジェームズ・ワン監督&製作の『マリグナント 凶暴な悪夢』

本作は「ホラー」であり「ミステリー」であり「アクション」という3つのジャンルをごったまぜにして走り抜けた世界最強のパワー型ハイブリッドホラー映画である。
本作の何が凄いか?というと、3つのカテゴリを詰め込んだにも関わらず、作品が空中分解せずに高水準のクオリティで完成しているところだ。

まずはホラー映画としての『マリグナント』

「ホラー」の面では、主人公「マディソン」が見る悪夢の描写がかなり恐怖を感じさせてくれる。

マディソンは間近で人が殺される恐ろしい悪夢に苛まれている。
しかし、どんなに恐ろしくても、どんなに目を背けたくなるような夢でも最後までその場から動けず、強制的に凄惨な悪夢を直視させられるのだ。
この、いわば「金縛り状態」で見る悪夢というのがかなり緊迫感があり、鑑賞中はじっとりと手汗をかくほどに恐怖を感じられる。

悪夢を見ているマディソンと同様、我々観客もこの悪夢体験にどっぷり浸からせられるのだ。

ミステリー映画としての『マリグナント』

作中では、悪夢の主「ガブリエル」の正体とマディソンの過去に何があったのか?という謎をキャラクターと共に解明していくこととなる。
この構図がまるでミステリー映画のようであり、更には謎解きとしても高いレベルでまとまっているという、もはや怪奇作である。

ネタバレを避ける為詳細は伏せるが、謎が明かされる終盤、凄まじい衝撃と興奮を感じられることは間違いない。

まさかのアクション映画としての『マリグナント』

ホラー×ミステリーならまだ前例となる作品があるかもしれないが、『マリグナント 凶暴な悪夢』はここでは終わらない。
なんとアクション映画としての側面も持っているのだ。

特に最終盤の警察署内での大立ち回りには度肝を抜かれた。
まさかのサプライズアクションムービーに筆者も鑑賞中は大興奮であった。

クラシックホラーを踏襲した新時代の映画

本作は、昔ながらの「悪夢!恐怖!」のようなクラシックホラーをベースに置きながら、ジャンルごちゃ混ぜ最強パワー映画として成立させてしまった驚異の一作だった。
これを高いレベルでまとめられるのは、さすがジェームズ・ワン監督だと感嘆した。
これからも新時代のホラー映画を作り続けて、我々観客の脳を揺らしてほしいと切に願っている。

もしまだ『マリグナント 凶暴な悪夢』を観ていなければ、鑑賞してみてはいかがだろうか?
あなたが経験したことのない、新時代のホラー映画体験が待っている。

以上、『マリグナント 凶暴な悪夢』のレビュー記事でした。
読了頂き、ありがとうございました。

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